ギフトの心得

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  • 2010/01/26(火)
  • ギフトの心得

 何年か前、勤務していた会社をやめる日に花束をもらった、ことを何かの折に思い出した。オレンジを基調にした、とても美しく大きな花束だった。みんなでお金を出し合ってくれたことに恐縮し感謝しつつ、帰りの電車で迷惑にならないよう小さくなりながら、「でも私には珍しい雑貨とか読んだことのないミステリー本を選んでほしかったかも…」という気持ちがよぎってしまったのだった。でもそれは無理な話というものだ。そもそも私の方が「自分」を表明する努力を、「自分」のことを知ってもらう努力をしていたとはいえなかったから。ピッタリな良いギフトって、良いコミュニケーションがあってこそだものね…。お互い「通じ合い、わかり合い、感じ合って」いなければ難しい。逆にそれがあれば「贈る」って、とても楽しいことになるのかもしれない。私が贈り物をする時は、大喝采とまではいかなくても「ニヤリ」と微笑んでもらえるようなものを選びたいと思っている。「あの人には何がいいかな」と考える時間を楽しみながら。 スタッフK